従業員に脱炭素に向けた学びとアクションを促す「DayTree 」POCレポートPartⅡ
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昨年、従業員の脱炭素化に向けた学びとアクションを促すラーニングツール「DayTree」のPOC(実証実験)について本サイトで紹介しました。「脱炭素についてもっと学びたい」と思っている方が想像以上に多かったことから、私たちはラーニング機能の強化を進めて参りました。本記事ではDaytreeアップデート後、新たに実施したPOCの結果をまとめました。

小林 賢太朗
Business Designer

安崎 郁生
Creative business planner
DayTreeとは?
イノラボが開発を進めている、従業員の脱炭素化に向けた学びとアクションを促すラーニングツールです。主に以下の機能があります。
・アクション機能
環境省が提供する「ゼロカーボンアクション30」をベースにリスト化された様々なアクションタグを選んで、写真付きの投稿を行うことができる機能。投稿にはアクションごとに設定されたCO2削減量が表示される。
・NEW! ラーニング機能
今年実装された新機能。好きなジャンルを選択し、スキマ時間にサクッと脱炭素のクイズを解くことで、脱炭素の知識を学ぶことができる。
POC結果と参加者の声
2週間の実証では、全部で6社・1自治体の方々がご参加くださいました。日別のアクティブユーザー(DAU)を見ると、昨年のトライアルでは終盤は利用者が減少していたのに対し、今回は終盤でも多くの方に、より長く楽しんでもらえた結果となりました。全期間を通し、脱炭素をクイズ形式で学ぶラーニング機能を毎日利用してくださった方が多かった印象です。
企業によってDayTreeの使い方は様々でした。アクション機能の投稿が盛り上がる企業もいれば、ラーニング機能を徹底して使われた企業も。
特に高評価だったのはラーニング機能で、アンケートで「脱炭素の知識が増えた」と答えた方は98%に上りました。難易度が少し高かったという声もありましたが、総じてプラスの意見が多く、脱炭素の知識をつけるために有効な機能であることが分かりました。
他にも、
・サステナビリティ分野のクイズを追加して欲しい
・企業独自のコンテンツを組み込みたい
・溜まったポイントを交換してみたい
などの声があり、コンテンツカスタマイズの可能性やポイント交換についても、今後の検討事項となりました。
今後の展望
数回に渡り、多くの方々に参加いただいたDayTreeの実証実験。いただいたデータやご意見から、脱炭素に必要な要素や課題を知ることができました。私たちイノラボは今後も脱炭素だけでなく、幅広い領域の課題をITで解決する方法を模索していきます。
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