脱炭素

従業員に脱炭素に向けた学びとアクションを促す「DayTree 」POCレポート

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2022.12.15

電通グループはカーボンニュートラル社会の実現に向け、様々な取り組みを進めています。イノラボでも従業員の脱炭素化に向けた学びとアクションを促すラーニングツール「DayTree」のβ版を提供開始するなど、脱炭素をテーマにした取り組みを進めてきました。本記事では10月に実施したPOC(実証実験)の様子をご紹介します。

 


小林 賢太朗
Business Designer

fujiki

藤木 隆司
Vision Tech Lead

安崎 郁生
Creative Business Planner

  

DayTreeとは?

イノラボが開発したDayTreeはSNSのような投稿機能を持ち、環境省が提供する「ゼロカーボンアクション30」をベースにリスト化された様々なアクションタグを選んで、写真付きの投稿を行うことができます。

 
投稿にはアクションごとに設定されたCO2削減量が表示されます。リアクション機能や真似して投稿機能もあり、コミュニケーションを楽しみながら脱炭素に貢献できるアプリになっています。

 


 

初の企業対抗型のPOCを実施

今までDayTreeは社内限定アプリとしてPOCを行なってきましたが、今回は「他企業を巻き込むことで新たな交流や刺激が生まれ、より多くのアクションが促されるではないか」という仮説を元に、初の”企業対抗型”のPOCを実施しました。ご協力いただいたのは、日本テレビと電通の計130名の社員の皆さんです。
 

POC中には「チャレンジ期間」を設けました。期間中にテーマに沿った投稿をするとポイントが貯まり、個人別・企業別ランキングに反映されるというものです。投稿量をランキング化することで投稿へのモチベーションUPを狙いました。


 
汐留に本社を持つ日テレと電通ならではの「#汐留周辺の脱炭素スポット」の投稿も多く見られ、他企業同士のコメントやいいね等による交流も生まれました。
 


  

POC結果と参加者の声

2週間に渡って行われた今回のPOCでは、なんと累計500以上もの投稿が集まりました。中でも一番多く投稿されたアクションは「#私の周りで見かけた脱炭素」です。他にも屋内外の両方で使えるアクションや、食関係のアクションが目立ちました。
 
なお、これらの投稿による脱炭素の総削減量は”9,018,036g”という結果になりました。


 

次に「日別のセッション数」を見てみると、”初日”と”第1回チャレンジの最終日”にアクセスが集中しています。アンケートでは「チャレンジが投稿のモチベーションになった」という意見が多く、企業対抗チャレンジが投稿促進につながったことが分かりました。一方で、参加方法が分かりにくかったという声もあり、参加のハードルを下げる工夫も今後は必要そうです。


 

他にもDayTreeについてこんな意見がありました。
 

ポジティブな意見 
・DayTreeを通じて個人の意識が変わってきたので大変ありがたい機会だった
・同僚や家族とのコミュニケーションのきっかけになった
・脱炭素についてもっと学んでみたいと思った

 

ネガティブな意見 
・脱炭素に本当につながるのか自信が持てず、投稿できなかった
・当てはまるアクションを選ぶのが面倒だった
・意識の低い私にはハードルが高く感じた


 
SNSという形式は賛否両論あり、一部の方にとっては投稿がプレッシャーになってしまう事も。しかしながら、今までの実証実験同様、脱炭素に関する意識変容・行動変容には効果的だという声が総じて多かったです。

  

今後の展望 – 脱炭素を体験しながら学べるツールへ –

初の企業対抗型POCを終え、DayTreeの良い点や改善点を洗い出すことができました。また、「脱炭素についてもっと学びたい」と思っている方が想像以上に多くいらっしゃることも分かりました。
 

今後DayTreeはそんな”学びたい”という気持ちに応えるため、今まで以上にラーニングの部分を強化していく予定です。DayTreeによって従業員一人一人の脱炭素への意識が底上げされ、カーボンニュートラルの実現に近づく未来へ。私たちイノラボは引き続き研究開発を進めていきます。
 

DayTreeにご興味のある方は、下記フォームからお気軽にご連絡ください。