田川市主催のBeyond SDGs子供シンポジウムで登壇しました

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2022.03.24

昨年、イノラボは田川市とローカル5Gの実証実験を行いました。実証実験に先立ち、田川市で開催された「子ども達と一緒に考える、Beyond SDGs子どもシンポジウム」にイノラボ岡田が参加し、田川市に住む子供たちにVR技術を紹介しました。イノラボは福岡県田川市が進める「高度情報通信技術(ローカル5G)を活用した障がい者スポーツを支援する事業」に参画しています。


田川市はドイツとベラルーシ両国の車椅子フェンシングチームの東京2020パラリンピック事前キャンプに向けた一連の取り組みをきっかけに、「共生社会推進プロジェクト」を掲げ、障がい者の有無や国籍などに関わらず、誰もが生き生きと生活できる共生社会の実現に取り組んでいます。


田川市はSDGsの理解促進や社会的な認知度の向上を目的として、「We The Future, Beyond SDGs 」をコンセプトに、「子ども達と一緒に考える、Beyond SDGs子どもシンポジウム」を開催し、世界を先導するBeyond SDGs田川モデルを確立させ、世界への提言を目指しています。
(シンポジウムの詳細はこちら



Beyond SDGsシンポジウム



シンポジウムの様子




2021年11月にシンポジウムは開催されました。田川市の44人の子供が参加し、SDGsに関わる企業が地球の課題を説明していきます。イノラボは岡田が講演し、VRによる障がい者スポーツの遠隔指導に関するプレゼンテーションを行いました。VRでつくる仮想世界の中でも人の身振りや手振りをつかったコミュニケーションができることを説明し、実際に田川市長にVRヘッドマウントディスプレイを装着してもらい、VR遠隔指導ができることを体験してもらいました。仮想環境越しにイノラボメンバーと田川市長が握手をした瞬間、子供たちからは感嘆の声が上がりました。


イベントを通じて子供たちへVRを使った場所によらないコミュニケーションの可能性と、住む場所に関係なく協力し合える時代がやがてくること、周りにいる友達だけでなくさまざまな国の人々と対話できることが当たり前になってくることを伝えました。