社員みんなで未来の働き方を妄想!妄働研の取り組み紹介
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リモートワークが普及し、職場がオンラインに拡張するなど、この一年で私達の働き方は大きく変化しました。多くの企業で働き方を見直す契機となり、イノラボでもWX(ワークトランスフォーメーション)チームを作り、従業員のより良い働き方につながるアイデアの検討を進めていました。
しかし、現状の課題から取り組み内容を考えていると、「これは本当にISID社員が求めているだろうか?」「多くの社員は将来の働き方についてどう考えているだろうか?」という疑問が湧き始めます。そこでいきなり実証から始めるのではなく、まずは従業員のリアルな声を汲み取るところから始めることに。
従業員の声をBackcastingで収集できないか?
ISIDでの従業員の意見収集方法はアンケート形式が多く、「現在を起点に未来を考える(=フォアキャスティング)」のアプローチを取っていましたが、今回は「いつかはこうありたい姿をイメージし、それを実現するためにはどうするかを考える(=バックキャスティング)」のアプローチを取り、中長期的な「理想の働き方のビジョン」を描くことにしました。バックキャスティングのアプローチにより、将来を見据えたポジティブな意見を集め、ビジョンを目標として共有することでWX活動の方針も明確にするという狙いがあります。
妄想する働きかた研究所について
未来の働き方について意見収集を行い、まとめていくこの取り組みは「妄想する働き方研究所(妄働研)」と命名。「未来について“妄想”してみて」と問いかけることで、あまり制約や実現性を意識せず、自由で柔らかい意見を集めたいという想いを込めています。メンバー7名で企画し、他の社員へ働きかけていきました。
ワークショップの実施
意見収集にあたっては、オンラインホワイトボードMiroを活用した意見収集・議論フレームを作成。Miroを使って対話的に意見を収集することで、これまでのアンケートにはなかったインタラクティブなやりとりを経て、より議論が活発化することを狙っています。今回は数名のグループごとにワークショップを開催し、次のような流れで妄想してもらいました:
1. Miroに集まってもらい、活動の趣旨を説明
2. まずはアイスブレイク!フレームに従い、簡単な質問に付箋で答えてもらいつつ、Miroの基本操作についてもあわせて確認
3. 理想の働き方について、ディスカッションしつつ付箋で答えてもらいます。「理想の働き方は何ですか」では漠然とし過ぎてしまうため、もう少し具体化した3つの問いに答える形で進める
意見収集の場となったmiro
集まった意見をグルーピング
出た意見やアイデアをビジュアル化!
なるべくインタラクティブな場になるように、意見を聞いて終わりではなく、出たアイデアを整理して後日共有したり、総務の方からのコメントを組み入れたりしました。実際に参加した方からも「意見が出しやすかった」「他の人の意見や、(自分の意見に対する)反応を見ることができて興味深かった」といったフィードバックをいただきました。
ワークショップで出された様々な意見について、似たものをまとめて整理して、理想の働き方ビジョンを抽出していきます。 今回は、「場所や時間」「ヘルスケア」など12のビジョンを抽出することができました!これら12のビジョンについて、わかりやすく挿絵と説明書きという構成でそれぞれまとめて集約したものが「理想の働き方ビジョン集.pdf」です。
理想の働き方ビジョン集.pdfイメージ
ビジョン1 場所・時間
12のビジョンのうち1つをご紹介すると、「1. 場所・時間」では、場所や時間に縛られることのない、自由な働き方を提案しています。新型コロナウイルスの影響で、自宅からのテレワークは採用企業も増えていますが、ビジョンが描くのは完全な自由スタイル。気が向いた時に・好きな場所から働けるというイメージです。いかがでしょうか。『私は、どちらかと言えば決められた場所・時間で仕事したい』という意見もあるかもしれませんが、ビジョンを明確にすることで、何を目指して・何に取り組むのかを議論しやすくなるのではないかと思います。
理想の働き方ビジョン集.pdfダウンロードはこちら
妄働研の未来
今回この妄想する働きかた研究所を通じて、将来についての意見(妄想)を収集し、WXの目標となり得る「理想のビジョン集」を提示することができました。12のビジョンを抽出しましたが、それぞれ特色があって面白いものになっていると思いますので、是非一度ご覧ください。未来のありたい姿を並べてみると、それだけでもワクワクしますし、前向きに・先を見つめて今後の取り組みを検討していけるのではないかと思います。
ご意見・コメントありましたら是非お寄せください。
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