スマートシティ

SMO VISIONARY BOOK掲載「テクノロジー×幸福感で青森の価値を再定義」

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2021.06.10

SMO VISIONARY BOOK(出版:新むつ小川原株式会社)に、イノラボ 所長 森田の記事が掲載されました。

 

SMO VISONARY BOOKは新むつ小川原株式会社の創立20周年記念誌で、これからのみらいを形づくるメッセージをまとめたものです。イノラボからはオープンイノベーションを推進する森田がインタビューを受けました。

 

冒頭をご紹介します。全文はSMO VISIONARY BOOKのP54以降をご覧ください。

 

テクノロジー×幸福感で青森の価値を再定義

さまざまなテクノロジーを活用しながら「未来のありたい姿」を素早くプロトタイピングし、世の中にわかりやすく提供するのが株式会社電通国際情報サービスの「オープンイノベーションラボ (イノラボ )」です。チーフプロデューサーとしてイノラボ をリードする森田浩史さんは、青森県でもさまざまなプロジェクトに参画しています。関心の高い街づくりから食・農業まで、テクノロジーの使い方と青森県の可能性について語っていただきました。

 

 

社長の「テクノロジーが世の中を変えていく」という仮説をアレンジ

電通国際情報サービスがオープンイノベーションラボ を立ち上げたのは2011年。ちょうど今年が10年目の節目となります。今でこそ、オープンイノベーションの取り組みは盛んに実施されていますが、当時の日本ではあまり馴染みがないものでした。

私がオープンイノベーションに惹かれたのは、ピッツバーグ大学のビジネススクールに在籍していた2000年代前半です。2005年に卒業した私の研究テーマが、まさにオープンイノベーション。当時は企業の中の異なる知を組み合わせる試みが一般的でしたが、米国では積極的に外部の人たちと連携して新しいものを生み出すアプローチが注目され始めていました。

 

日本に帰国し、2010年に経営企画で中期経営計画を策定する中で、次の10年に向けたビジネス開発のあり方が論点として浮かび上がりましたそのときに、自分の中で温めていた”オープンイノベーション”のアイデアを提案したのがイノラボ 立ち上げのきっかけです。当時の社長である釜井節生(現顧問)は、”テクノロジーが世界を変える”という仮説から「先端技術研究所」の設立を検討していたのですが、”他社との協創で価値を創出する”アイデアを前面に押し出したオープンイノベーションラボ を提案し、承認いただきました。そして、2011年からの中期経営計画のスローガンとしてもオープンイノベーションを進めることになりました。

 

 

「ディストピア」にならないテクノロジーの使い方

今では都市や街全体のスマートシティ化が世界規模で進んでいます。大きな期待がもたれる反面、「BIG BROTHER IS WATCHING YOU」の世界のようなディストピアではないかとの懸念も出ています。街中に監視カメラやセンサーが張り巡らされ、知らず知らずに個人の行動が監視されれば人間の尊厳が侵害されるリスクがあるし、そもそも取得されたデータがどのように活用されるのかわからないのは不安だというわけです。イノベーションによってもたらされる世界が、果たして多くの人に歓迎されるのか、そうではないのか。私たちは価値観や考え方を、整理すべきタイミングが来ていると感じています。

 

「街がITによってどう変わるのか、それによって人々の行動がどう変わるのか」というのは、私がイノラボ 設立時から考えてきた問いです。そして、これまでの経験から、少なくとも「街がもつ本来の価値を再定義する」という目的においては、決してテクノロジーが前面に出過ぎてはいけないと感じています。

 

 

記事の続きはSMO VISIONARY BOOKへ。