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2021.03.16


メディア掲載 ASCII 『学生さんがうらやましい』と思った――イノラボ×東大IEDPコラボを振り返る

株式会社電通国際情報サービスのオープンイノベーションラボと東京大学大学院 新領域創成科学研究科の「環境デザイン統合教育プログラム」(以下IEDP)は、都市・建築・ランドスケープ等の環境デザイン分野の課題解決に向けた学生の提案を、先端技術を活用して社会実装し、その成果やプロセスを体系化する「社会実験構想学」の共同研究を2020年4月より開始しました。 プロジェクトの手ごたえなどについて、イノラボメンバーと東京大学IEDP事務局の柏原沙織氏、情報環境デザインスタジオを担当する非常勤講師の佐々木遊太氏が語り合いました。冒頭をご紹介します。全文はASCIIをご覧ください。   学生提案を社会実装する「社会実験構想学」プロジェクトの手ごたえを語り合う 電通国際情報サービス(ISID:Information Services International-Dentsu, Ltd.)によって2011年4月に設立されたイノラボ、そして東京大学がタッグを組み、2020年4月から「社会実験構想学」の共同研究を開始している。 具体的には、千葉県柏市にある東京大学大学院新領域創成科学研究科の環境デザイン統合教育プログラム(IEDP:Integrated Environmental Design Program)で生まれた学生からの提案を社会実装するという、画期的なプロジェクトだ。なお、本プロジェクトの設立経緯などについてはこちらをご覧いただきたい。 今回は、プロジェクトの手ごたえなどについて、実際に学生を指導したイノラボ研究員の方々、そして東京大学IEDP事務局の柏原沙織氏、情報環境デザインスタジオを担当する非常勤講師の佐々木遊太氏に語り合っていただいた。 情報環境デザインスタジオはコラボと同時に始まった新しいスタジオ ―― プロジェクトで、コラボ相手として情報環境デザインスタジオに白羽の矢が立った理由は? IEDP柏原 IEDPとイノラボとの共同研究のコーディネートを務めています、東京大学の柏原です。情報環境デザインスタジオは、2020年度に始まった新しいスタジオです。これまでIEDPであまり取り組んでこなかったものの、今後の環境デザインの素養として重要になってきたICTやマルチメディアを強化するべく新設されました。共同研究も同時に始まるということで、最先端技術を扱うイノラボさんと相性がよいのではないかと、まずはこちらからコラボをご提案しました。 記事の続きはコチラ(ASCIIサイト)へ。

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2019.10.31


地域貢献活動をアプリでスコア化、「AYA SCORE」実証実験を宮崎・綾町で開始 ~ブロックチェーンを活用し、農村へのスマート定住を促進~

株式会社電通国際情報サービス 綾町地域定住推進協議会 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:名和 亮一、以下ISID)および綾町地域定住推進協議会(所在地:宮崎県東諸県郡綾町、会長:籾田 学)は、地域貢献につながる活動をアプリでスコア化することで「助け合いのまちづくり」を目指す『AYA SCORE(アヤ スコア)』実証実験を、2019年11月より2021年3月(予定)まで宮崎県東諸県郡綾町(以下 綾町)において実施します。 当実証実験は、農林水産省が主導する農山漁村のスマート定住条件強化型施策※1の一環です。ISIDが開発したアプリ『AYA SCORE』で「まちへの貢献」につながる4つの活動カテゴリ(①ふれあい活動、②助けあい活動、③農業応援活動、④地産地消活動)における参加者の地域貢献活動をスコアリングします。住民をはじめとしたまちに関わる人々がスマートフォン向けアプリを通じてこれらの活動に対するスコアを獲得、蓄積していくことによって、「楽しみながら」「まちのためになる」「利他的な行動をとる」ためのサスティナブルな仕組みの構築可能性について検証します。 実証実験の意義とねらい 昨今、中山間地域や離島などの農村地域においては、都市部に先駆けて高齢化や人口の減少が進行し、地域によっては集落機能や地域資源の維持にも影響が出てきています。このような状況に対処するためには、若者や高齢者など、全ての住民がいきいきと暮らしていけるような環境づくりにより田園回帰※2の潮流を生みだすことが重要です。 今回、「有機農業の町」「ユネスコエコパークの町」として知られる綾町において、ICTを活用して住民が安心していきいきと住み続けていける環境(スマート定住条件)を強化するためのきっかけづくりを目的に、綾町住民をはじめとした人々が「楽しみながら」「まちのためになる」「利他的な行動をとる」ことをサポートするスマートフォン向けスコアリングアプリ『AYA SCORE』を開発しました。 『AYA SCORE』アプリについて 『AYA SCORE』では、綾町への貢献につながる以下の4つの活動をスコアリングします。ユーザーはこれらの活動を行うことで、所定のスコアを獲得することができます。 1. ふれあい活動:町内で開催されるイベントへの参加、運営など 2. 助けあい活動:ボランティア活動への参加、運営など 3. 農業支援活動:町内の農業関連イベント・教育への参加、運営など 4. 地産地消活動:綾町産品の購入、ふるさと納税など 『AYA SCORE』では、ユーザーが自身のスコア獲得量や参加した活動に応じランク・称号・バッジを獲得したり、期間内に多くのスコアを獲得したユーザーをランキング化する、といったゲーム性をアプリに取り入れることで、ユーザーがスコアを獲得する楽しみやスコアを媒介にしたコミュニケーションを促進します。また、高スコアを獲得して綾町に貢献したユーザーに対するアプリ外での非金銭的な特典の付与についても期間内の実施を予定しています。こうしたアプリ内外でのインセンティブ設計を通して『AYA SCORE』ユーザーの利他的行動を後押しすることで、ポジティブな行動変容を促し、綾町住民の幸福度や定住意向、町外の人々に対する綾町ブランドの向上などを図ります。 詳しくはこちら

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2018.08.03


【ZMPフォーラム2018】イノラボ森田が人とロボットの共生についてスピーチ

2018年7月18日(水)~20日(金)に開催された「ZMPフォーラム2018」の初日に、イノラボ森田が登壇いたしました。 ZMPフォーラム2018の詳細はこちら セッションのタイトルは、「To the 2020, and Beyond. CarriRo Deliveryの品川での社会実証実験 ~人が介入することでロボットは都市でどこまで自動で動くのか?~」 今年の3月にイノラボが主催した実証実験のコンセプトや実施内容の紹介を通じて、人とロボットのコミュニケーションや共生のあり方についてお話させていただきました。当日は35度を越える猛暑日でしたが、大変多くの方に足を運んで頂き、満員御礼の中でのセッションとなりました。 品川での社会実証実験の詳細はこちら 当フォーラムでは、イノラボと東大暦本研で開発中の遠隔コミュニケーションロボット「TiCA」も三日間展示いたしました。 ブースでは、TiCAのコンセプトにご賛同される方、ロボットのUIやインタラクションについて一緒に考えたいと言って下さる方、是非一緒に何かしましょう!といった熱い言葉をかけて下さる方など、様々なご意見を頂ける場となり、今後の活動がさらに前進する大変有意義な時間となりました。 最終日にはZMP社の皆様を初め、他社の展示ブースの方々、最新のCarriRo達と一緒に記念撮影を行いました。関係者の皆様、三日間お疲れ様でした! 下から二段目中央付近で、イノラボの鈴木(貴)、河野、岡田が「Zポーズ」をキメています(笑)

【ZMPフォーラム2018】イノラボ森田が人とロボットの共生についてスピーチ

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2018.03.06


「Table Unstable (TU)」イノラボ、CERN, シビラと共に量子コンピュータ×ブロックチェーンについて議論する会議体を立ち上げ

シビラ株式会社、世界最大規模の素粒子物理学研究所である欧州原子核研究機構CERNのR&D拠点アイデアスクエアと共同で、量子コンピュータ※1×ブロックチェーンといった、未来の情報処理に関して有識者が議論する会議体「Table Unstable(TU)」を立ち上げます。 TUのコアメンバーには、CERN、イノラボ、シビラの研究者のほか、国内量子コンピュータ研究の第一人者である京都大学の藤井啓祐准教授、計算機ホログラムや最適化計算のアプリケーションで知られる筑波大学の落合陽一准教授らが参画します。 活動の第一弾として、在欧量子力学者・量子コンピュータ研究者を主な対象とする国際ワークショップを、4月27日(金)にスイス・ジュネーブで開催します。   ■TU立ち上げの背景■ イノラボとシビラは、イノラボとシビラは、複数のブロックチェーンを相互連携させることでプライベート型ブロックチェーンのデータ真正性を担保する仕組みなど、複数ブロックチェーンによって相乗効果を生み出す仕組み(=PoP※2)について、かねてより共同研究を進めています。今までの成果を踏まえて、ブロックチェーン技術と量子技術を組み合わせることで、量子コンピュータ環境下における情報セキュリティを強化しうると考えました。量子力学の分野で世界最先端の研究を行っているCERNの研究者や国内有識者らと意見交換を重ねており、この活動の枠組みをさらに広げるべく、TUを立ち上げます。 TUを通じ、量子コンピュータが当たり前となった世界において、量子ネットワークでつながれた量子コンピュータ群に何ができるのか。「トークン・ソサイエティ※3」の実現を目指して議論を重ね、その過程を広く公表していきます。   ■ワークショップ開催■ TU活動の第一弾として、在欧量子力学者・量子コンピュータ研究者を主な対象とする国際ワークショップを、4月27日(金)にCERNアイデアスクエア(スイス・ジュネーブ)で開催します。 区分 ワークショップ(講演会・パネルセッション) 対象者 CERNの量子力学研究者・エンジニア / 欧州および日本の研究者・企業 開催日時 2018年04月27日(金) 9:00 ~ 17:00 開催場所 CERN(スイス・ジュネーブ) 主催 株式会社電通国際情報サービス オープンイノベーションラボ   シビラ株式会社   欧州原子核研究機構(CERN)アイデアスクエア・同オープンラボ 協力 一般社団法人Quantum Research Institute(QRI)   ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 概要 4月27日(金)、CERN Idea SquareにてCERN(スイス)とイノラボ、シビラ(日本)の領域横断型の有識者会議体「Table Unstable(略称:TU)」として初となるワークショップを開催します。午前は日スイス代表による講演、午後は量子コンピュータ・ブロックチェーン分野横断のパネルディスカッションを予定しています。   <日本からの登壇予定者> ・藤井啓祐(京都大学准教授/QRI理事) ・落合陽一(筑波大学准教授・学長補佐/ピクシーダストテクノロジーズ株式会社代表取締役/イノラボ・コラボレーションパートナー) ・篠原裕幸(シビラCo-Founder & COO) ・鈴木淳一(イノラボ・プロデューサー)   ※1量子コンピュータ 量子力学の原理を情報処理に応用したコンピュータであり、特定の問題に対して圧倒的な処理性能を誇る。本会議体では量子ゲート方式の量子コンピュータを想定している。   ※2PoP Proof of Proofの略。ISIDがシビラとともに確立した複数ブロックチェーン連携によるセキュリティ強化型ブロックチェーン技術コンセプト。ブロックチェーン技術を活用して地方創生を支援する研究プロジェクト「IoVB(Internet of Value by Blockchain)」の一環で、宮崎県綾町の有機野菜の生産履歴をブロックチェーンで管理する実証実験を通して確立した。この実証実験では、複数のブロックチェーンを相互連携させる事でプライベート型ブロックチェーンのデータ真正性を担保した。 参考:https://www.isid.co.jp/news/release/2016/1019.html   ※3トークン トークンはブロックチェーン上で定義されるアセット(資産、データ)を指す。代表的な例として Bitcoin のような仮想通貨が挙げられる。金銭的な取引に限らず、ブロックチェーン上の全てのデータが不正、改竄不能なアセットとして管理され、個人の価値観に基づく権利行使の手段として成り立つ経済圏をトークン経済圏(トークン・エコノミー)と呼ぶ。  

「Table Unstable (TU)」イノラボ、CERN, シビラと共に量子コンピュータ×ブロックチェーンについて議論する会議体を立ち上げ