量子コンピュータ×ブロックチェーンの国際ワークショップを京都・宮津で10月開催 ~若年層を対象に、CERNなど世界的な研究者らとの交流機会を提供~

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2018.09.13

株式会社電通国際情報サービス

シビラ株式会社

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下 ISID)のオープンイノベーションラボ(以下イノラボ)とシビラ株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役:藤井 隆嗣)は、学生を中心とする若年層を対象に、量子コンピュータ※1とブロックチェーンをテーマとした国際ワークショップ「Table Unstable ~ KYOTO SCIENCE OUTREACH ~(以下 TU京都)」を10月11日(木)に京都・宮津市で開催します。

本ワークショップは、両社が欧州原子核研究機構(所在地:スイス・ジュネーブ、以下CERN)のアイデアスクエアらと共同で、量子コンピュータ環境下におけるブロックチェーンの利活用等について有識者が領域横断で議論するために本年3月に立ち上げた会議体「Table Unstable(以下TU)」の一環として開催するものです。

TUではこれまで、スイス・ジュネーブを主な拠点として、在欧量子力学者・量子コンピュータ研究者を中心に議論が重ねられてきましたが、日本初開催となるTU京都では、サイエンス・アウトリーチ※2を主眼におき、科学的視点の面白さや重要性を、若年層に分かりやすく伝えるプログラムを展開します。

当日は、CERNからブロックチェーン分野の研究リーダーであるOday Darwich氏、オープンラボ所長を務めるAlberto Di Meglio氏、理論物理学の権威であるJohn Ellis氏が来日するほか、国内量子コンピュータ研究の第一人者である京都大学の藤井啓祐准教授、計算機ホログラムや最適化計算のアプリケーションで知られる筑波大学の落合陽一准教授、量子情報理論の研究で知られる大阪大学の井元信之名誉教授など、世界の第一線で活躍する研究者が登壇し、参加者との交流機会も設けられます。難解な専門用語や数式を極力用いず、気づきにつながるプログラムの提供を通じて、若者が科学者や研究者を志すきっかけとなる場を創出することが、本ワークショップのねらいです。

TU京都 開催概要

名称 Table Unstable ~ KYOTO SCIENCE OUTREACH ~

対象者 日本の中・高・大学生、社会人 / 欧州および日本の研究者・企業

開催日時 2018年10月11日(木) [昼の部]13:00 ~ 17:00 [夜の部]17:30 ~ 20:00

開催場所 みやづ歴史の館(京都府宮津市)

主催 株式会社電通国際情報サービス オープンイノベーションラボ、シビラ株式会社

共催 欧州原子核研究機構(CERN)アイデアスクエア、株式会社角川アスキー総合研究所

協力 宮津市

メディアパートナー MITテクノロジーレビュー、 ASCII(アスキー)、Peatix 他

登壇予定者 Alberto Di Meglio(CERNオープンラボ所長)、Oday Darwich(CERN)、John Ellis(CERN)、藤井啓祐(京都大学准教授/QRI理事)、落合陽一(筑波大学准教授・学長補佐/ピクシーダストテクノロジーズ株式会社代表取締役/イノラボ・コラボレーションパートナー)、井元信之(大阪大学名誉教授)、藤井隆嗣(シビラCEO)、鈴木淳一(イノラボ・プロデューサー) 他

参加費(税込) 法人チケット(昼の部+夜の部 食事付き):25,000円

一般チケット(昼の部):10,000円 一般チケット(昼の部+夜の部 食事付き):15,000円

定員250名

詳細・申し込み プログラム詳細および申し込み方法は、イベントサイトをご覧ください。

※1量子コンピュータ:量子力学の原理を情報処理に応用したコンピュータであり、特定の問題に対して圧倒的な処理性能を誇る。TUの活動では量子ゲート方式の量子コンピュータを想定している。

※2サイエンス・アウトリーチ:科学技術や研究活動に対する一般の人々の興味や関心を高め、正しい理解を図るために、研究者が自ら研究内容や成果を人々に分かりやすく伝えたり、対話など双方向のコミュニケーションをとったりする活動を指す。