ともに課題をみつけ
ともにプロトタイピングし
ともに空気感を醸成し
ともに共感を生み出す
イノラボは「課題発見」から「社会実装」までを
一気通貫で支援するオープンなイノベーションラボです
イノラボとはなにか?
これまでコラボレートしてきたパートナー、
社内オブザーバーや元スタッフの声
イノラボのあゆみ
先の見えない船出
「イノラボ」は、日本で(おそらく)初めての共創型オープンラボとして、2011年4月に設立されました。3週間前に未曽有の大震災が起き、世の中はカオスそのもの、先行きが全く見えない不透明ななかでのスターでした。「価値共創:オープンイノベーション」を掲げてスタートしたものの、最初から明確なアウトプットイメージがあったわけではありませんでした。
「テクノロジー」から「人」へ
イノラボが最初に取り組んだのは「テクノロジー」でした。ただ「テクノロジーこそが世の中を変えるのだ」と、技術開発に明け暮れることには違和感がありました。テクノロジーを使うのはあくまで「人」です。生活者の行動をデザインし、「先端技術を活用するとどんな未来が待っているのか」を形にすることにこそ価値があると考えたことから、いち早く取り組んだのがデザイン思考的アプローチでした。
自分ゴトのイノベーション
さらに「イノベーションは、ただ技術と顧客をマッチングするだけでは成立しない」という想いが徐々に芽生えてもきました。「自分ゴト化して突き進まないとダメだ」。そんな問題意識から、「自らがアジェンダセッティングし、自らがプロトタイピングし、自らが空気感を醸成し、他者に共感してもらう」というイノラボのスタイルが出来上がっていきました。
SDGsと共創
とりわけ「共創」が進んだのは、社会課題にフォーカスしたテーマでした。いまでいう「SDGs」です。「オープンイノベーション」を実現するために「SDGs」の課題に取り組むというのは本来は順序が逆ですが、イノラボでは、2015年に国連で採択される前から、SDGsに関わる課題に取り組んできました。
オープンイノベーションの価値
「スマートシティ」や「脱炭素」といった公共性の高い課題の解決は、オープンイノベーションと高い親和性があります。そこでは以下のような要件が求められます。
- 長期的な視点から課題を発見する
- 国や自治体、企業、住民など多数のステークホルダーとともに取り組む
- インクルーシブなテクノロジー
- 誰にでも使いこなせるUX
これはまさにイノラボがこれまで提供し、これからも提供したいと考える価値そのものです。
「社会実装」のプロとして
「こんなことやったら面白そう」という直感からスタートし、試行錯誤を重ねながら10年間突き進んできたなかで見えてきたのは、オープンイノベーションがもたらす価値は、何より「社会実装」にあるということです。「社会実装」こそが、これからのイノラボにとって、ますます重要な仕事となります。技術に振り回されず、技術を過小評価もせず、技術を使って人と社会をつないでいく。イノラボは、そんな取り回しができる「気軽に話せる面白いやつら」であり続けたいと考えています。