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【Super Bowl Week 現地レビュー(第一回)】「スーパーボウル」に見る最新テクノロジーを現地レビュー。臨場感たっぷりのリアルなVR展示とは。

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    イノラボSFオフィスの公門です。普段はこちらSFにて日々生まれるスタートアップ企業の技術調査や、それら企業とIoTガジェットを組み合わせたサービスのプロトタイピング開発などを行っています。

    NFLExp_w-all
    真ん中が私です

    昨日アメリカでは、アメフトの決勝戦・第50回スーパーボウルが開催されました。開催日の1週間前から”スーパーボウルウィーク”と呼ばれ、開催地の特色を生かしたイベントが街中で行われるのが通例となっています。今年の開催地はシリコンバレー・サンタクラーラ市。土地柄、イベントには多くのテック企業が参加しました。今回はいまサンフランシスコで一番の話題となっているこのイベントで、注目を集めた技術について3回に渡ってご紹介します。

    注目度の高いVR

    第一弾の今回のテーマは、VR。昨年のSamsung Gear VRやOculus RiftなどHMDの華々しい登場の流れもあり、スーパーボウルウィークではVR系技術の展示が目立ちました。その中から3つをピックアップしてご紹介します。

    LiveLike(C)LiveLikeVR

    まずご紹介するのは「LiveLike VR」という、VRコンテンツを用いたライブ中継ソリューション/プラットフォーム。視聴者があたかも会場にいるかのごとく、仲間と一緒にライブ中継を見られる体験を提供します。VR内で友人がアバターのように存在し、実際に会話もできます。現在はGear VRやCardboardに対応しており、一般視聴者に広く浸透させることを狙っているようです。

    やはり注目のVRだけあって多くの体験希望者が詰めかけ、会場後すぐに長い列ができていました。

    Jaunt対NextVR。軍配は…?

    LiveLikeVRが出展していたものとは別のイベントでは、VR技術の有力ベンチャーとしてライバル同士である「Jaunt」と「NextVR」が”対決”!どちらか一方を体験できるブースを共同出展していました。

    展示しているコンテンツとしては、NFLの様々なシーン(試合中、ベンチ、ハーフタイム中のショー、ロッカールーム内等)を集めたもの。あたかもフィールドサイドなどその場に居るような没入感を得られることができました。

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    サンフランシスコオフィスのJimがJauntを体験。リアクションが薄く、すごさが伝わらない…

    両社の違いの1つは、”視野角”。Jauntは360度視野角の動画でしたが、NextVRは主に180度の動画でした。

    Jauntは360度ならではの表現力を生かしてムービーとしてのストーリーテリングを重視しているそう。一方でNextVRは、オンデマンドのライブ中継を目指して動画のステッチング処理スピードを優先。現在の技術では360度動画の実現はまだ難しいという。

    両社ともにVRコンテンツを制作する独自のカメラからコンテンツ処理/変換技術を持っており、多くの資金調達やパートナシップ締結等を行っています。

    次回は、サンフランシスコに作られた第50回スーパーボウルのために特設された街”Super Bowl City”にて、各社どのような手法/技術でNFLの魅力を伝えファンエンゲージメントを実現しているかをお伝えできればと思います。

    text:公門和也