PROTOTYPE

水槽の壁をリアプロジェクションスクリーンに。
新たな水泳体験 「AquaCAVE」

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    水中の景色を変える。水泳の可能性を拡げる。

    スイミングは私たちの健康を維持するのに、とてもよい運動だとされています。ですが、たいていのプールは”シンプル”。泳ぎ続けるのは退屈で、モチベーションを保つことが難しいことがあります。そんな無味乾燥なプール内の水中風景を変えるだけで、“泳ぐ”という行為はもっと自由になれるのかもしれません。

    AquaCAVEは、水槽の壁をリアプロジェクションスクリーンとして利用することで、スイマーを取り巻く風景を生成するシステム。バーチャル・リアリティ技術であるCAVEのような、立体映像による没入環境を泳ぎながらにして体験できます。

    fig_aquacave-2

    スイマーは、液晶シャッター方式の3Dメガネが一体化された水中ゴーグルを装着し、複数の赤外線カメラによって運動中の頭部位置が検出されます。スイマーの頭部をセンシングし、常にトラッキングすることで高視野立体映像による臨場感溢れる水泳体験を実現します。例えば美しい珊瑚礁の海や宇宙空間での遊泳を楽しんだり、過去の自分や世界最速のスイマーと競い合ったり……。さらには、トレーニング用に水泳フォーム改善のフィードバックをリアルタイムに提供することもできます。

    AquaCAVEは、ファンスイマーからアスリートまで、幅広い人々の水泳体験を拡張します。

    東京大学暦本研究室のプロジェクトページはこちら。

    text:味八木崇