INNOLAB NEWS

2015.12.01


筑波大学落合陽一氏をメディアアルケミストとして招聘
~ 街と来街者との実空間における新たなメディア接触体験を創造していく新たな研究領域「POST PIXEL & MEDIA」を開始 ~

イノラボはこれまで、グランフロント大阪(GFO)など都心部再開発プロジェクトにICTのコンセプトデザイン担当として関わり、「街と来街者との双方向型の情報受発信モデルに基づく情緒的な関係性の構築」をICT施策の柱とする未来の街・・・“ソーシャルシティ”の実現に向けて様々な活動を続けてまいりました。ソーシャルシティでは、街から提供される「コンテンツ」はターゲット生活者の性別や年代といったスタティックな属性情報だけでなく、当人の置かれたダイナミックな環境情報(気象状況や同行者との関係性など)に基づき、今後ますます個別化(パーソナライズ)が進み、コンテンツとの接触形態も従来のマスメディアを介した“単方向型” の情報接触から、SNS等を介した人づてによる“双方向型”へと移行していくものと考えられます。 そのような未来の街でコンテンツの影響力を高め、効果的な来街者の行動誘発へと繋げるためには、来街者の置かれた状況を高度なセンシング技術と類推アルゴリズムにより導出することに加えて、街内メディアを通して行なわれる街と来街者との情報授受のあり方についても、適切なUI/UXを実現し来街者の心理的障壁を取り除くことが重要になります。これまでの「人間がメディアにあわせて行動する」スタイルを前提としたメディアのあり方をあらため、「人間の行動に寄り添う空間的なメディア」のスタイルへの転換が求められる昨今の状況をふまえ、イノラボは未来の街に相応しい街内メディアのあり方について検討し、街と来街者との実空間における新たなメディア接触体験を創造していく新たな研究領域「POST PIXEL & MEDIA(ポストピクセル・アンド・メディア)」を開始いたします。 当研究領域は、研究リーダーに筑波大学の落合陽一氏を「メディアアルケミスト」として招聘し、これまでイノラボが手掛けて来た「コンテンツ適合率」の向上を目的とした研究に加えて、「物理的な街内メディア要件」の再定義の可能性についても検討対象とします。従来型のピクセル表現ではなし得ないホログラム技術を用いた視聴体験の実現等、常識を覆すメディア接触の在り方について研究を進めてまいります。 落合陽一氏 就任コメント: 『人類の創造性にとってメディアの表現自由度は極めて重要なファクターですが、PCやスマホという人間の感覚器(目と耳)に規定された従来のメディアには、物理世界特有の制約が存在しています。それらの制約が当研究を通じて将来取り払われたとき、私たちは14世紀のルネサンス期を凌駕するような人類史を揺るがす創造性の大きな飛躍に立ち会うこととなるでしょう。ご期待下さい』(イノラボ メディアアルケミスト 落合陽一)

EVENT

2015.11.24


WIREDカンファレンス登壇レポート

10/13(火)に、WIREDが主催するカンファレンス「WIRED CITY 2015」にイノラボ森田が登壇しました。少し時間が経ってしまいましたが、当日の様子をご紹介したいと思います! 今年のWIREDカンファレンス、テーマは「TOKYO 2020 AND BEYOND」。2020年とその先の未来に向けてつくっていきたい都市・東京をテーマに、プレゼンテーションやパネルディスカッションが行われました。 森田の講演タイトルは「ヒューマンセントリック・シティ」。 これは、イノラボが取り組む全ての実証実験に共通するテーマです。「テクノロジーそのものではなく、人間を中心に都市をデザインする」ことをベースに企画された実証実験事例をいくつかご紹介し、イノラボの描く未来の都市についてお話ししました。 例えば品川エリアや、コーポレートゲームズで実証実験を行っているエブリスポ!は、街全体を人々が運動できるスペースに変える仕組みとして企画がスタートしています。またアルスエレクトロニカに出品した「A Tree Tweets, A Tree Reacts.」も、植物が人々の生活の中に溶け込むインタフェースになり得ると考え、未来の都市像をテクノロジーによって具現化し、アート作品として表現しています。 イノラボの取り組みにはどれも、描く"ビジョン"がそれぞれあり、イチから説明するには少し時間が掛かりがちなのですが、このカンファレンスは丁寧にご紹介するとてもよい機会でした!これからも定期的にイノラボの活動を発信する場を設けていきたいと思います。